献立作成会での献立作成
八代市教育委員会が開催する「献立作成会」に、給食会から献立作成委員として6名参加して、郷土食の開発と提供の提案など、積極的に関与しています。

献立作成会は、栄養教諭・学校栄養職員・調理従事員・給食主任・保護者代表で構成されています。

各学校と給食会の間で交換する「連絡帳」によって、調理現場からは各学校に対して給食に関する情報を記載・提供し、各学校の担当者からは、子どもたちの反応や食事の状況などを返信・報告する方法により、献立の内容についての反省と要望事項を集め、より良い献立作成に積極的に参加することで、学校給食の充実に貢献しています。
給食用物資の共同購入
給食用物資について、低廉な価格の給食用物資を学校間、あるいは給食センターの規模の大小による格差(価格差、給食内容の差、品質の差等)が生じないように、計画的・安定的に供給するために、標準献立に基づく同一の学校給食用物資を、同一価格で一括して調達しています。
給食センターでの共同調理と配達
おいしく安全な給食を平等な内容で、かつ、確実に提供するため、共同購入した物資を使用して、共同調理場で調理し、確実に配達・提供するまでを、一括して責任をもって実施しています。

センター・調理場の一日

  検収(けんしゅう) 8:15

 契約をしている納入業者の人たちが、早朝から食材等を納入します。 野菜は新鮮か? 虫はついていないか? 量はそろっているか? 産地はどこか? お肉に異物はついていないか? いろんな視点で確認します。 汚れのついた段ボールはここまで!! ここから先は食材だけを下処理場に搬入します。

  朝のミーティング 8:30

 職員・栄養教諭・職員が一堂に会して、まず職場の訓示を読み上げます。 その後に個々の健康状況を報告しあい、今日の献立、作成の手順、配送数変更等の確認、事故防止の具体策を発表します。 短い時間のミーティングですが、「今日もがんばるぞ!!」 自分の心身に言い聞かせる時間です。 そして、体操をしてそれぞれの場所へ。

  それぞれの仕事場へ 8:40

 下処理場へ行く職員、調理場へ行く職員。 絶対に埃や異物を仕事場に持ち込みません。 お互いに白衣をコロコロします。 この後に、液体せっけんで手を2回洗い流します。 アルコール消毒もします。 菌も持ち込みません。 ここでの作業を徹底することが、安全安心の給食への第一歩です。

  下処理作業 8:45

 調理のための準備、食材の下処理をします。 野菜の土を洗い落とし、手切りでカットしたり虫やごみなどの異物がないか一つ一つを手に取って複数でチェックしたりします。 野菜の種類によって洗う回数も違います。 ここでの丁寧な処理を通った食材だけが調理場に運ばれます。

  下処理作業

 キャベツの葉は、一枚ずつ洗います。 小さな汚れがついていないか? 畑から来た虫がついていないか? 複数の職員の目で見つけながら洗います。肉はカットされて届きます。 肉片を一枚一枚手に取って確認します。 お肉屋でカット処理中に小骨が入っていないか? 血合が残っていないか? ごみはついていないか見ます

  大釜で調理 10:00

 厳しいチェックを通った食材を厳選された調味料で調理します。 大きな蒸気窯で大きなしゃもじを使って調理します。 揚げ物やサラダもここで調理します。 2333人分を、決められた時間の中で協力して作り上げます。 アレルギー対応食もここで特別な管理のもとで作ります。 仕事は手際よく安全に。 そして衛生管理は徹底します。

  配缶     10:30

 学校で子どもたちが給食を食べる時間からさかのぼって、できあがったものからクラスごとに配缶します。 クラスの人数を確認しながら注ぎ分けます。 温かいうちにトラックに積み込んで子どもたちが待つ学校へ、安全運転で届けます。 トラックが出た後は、調理場とした下処理場を洗浄します。

 午後のミーティング 13:30

 午前の下処理・調理や配送をみんなで振り返ります。 気づいたことや改善すべきことを出し合います。 その後に、翌日の献立を確認します。 食材や調理方法について小さなことまで確認します。 さらに調理作業グループに分かれて具体的な作業を分担します。 配送担当は食器の回収に学校へ出発です。

  回収  14:00頃

 各学校から回収された食器がもどってきます。 牛乳パックも回収します。 トラックからおろすコンテナの重さで、子どもたちの今日の食欲がわかります。 男性だけの仕事ではありません。 女性もトラックに乗車します。 配送の職員はこの後、コンテナを洗浄します。 隅々まで手洗いして拭き取ります。

  汚れた食器を洗い場へ

 トラックから降ろされたコンテナが次々に、待ち受ける職員たちのもとへ届けられます。 食べかすが残る食缶・食器はとても重い。 食器・はし・スプーン・しゃもじ・かご・お盆をそれぞれの洗浄場所へ運びます。 ここからはプロでしかできない技の連続です。

  洗浄作業 ~15:30

 2333人が食べた後の食器も食缶も全て手洗いです。 小さな食べ残しも見落とさないよう、みんなが集中して洗います。 食器に傷がないかも点検します。 ゆっくりはしていられません。 仕事の手が空いた者はすぐに他の人の手伝いに入ります。 全員の動きが一つになって仕事は進んでいきます。 プロしかできない洗浄の仕事です

全員で洗浄し、次の日の用意

私たちは、安心安全でおいしい給食をつくるプロです!! 衛生管理に徹底してこだわるプロです!!